第1回 処方せん薬と大衆薬の違い       2004.11  


  
 市販されているお薬、いわゆる大衆薬は一般用医薬品といって、風邪
  や食べ過ぎなどの比較的軽い症状に対して基本的には自分の判断で用い
  る薬です。そのため処方せんにもとづく薬と比較して作用が穏やかで安
  全性の高いものが使用されています。また、多くの人の共通の症状に対
  応できるよう、いくつかの薬が組み合わされて1つになっているのが特
  徴です。例えば、一般用医薬品の風邪薬は、「熱を下げ痛みをとる薬」
 「せきを止めてたんを切る薬」「のどの痛みや腫れをとる薬」「鼻水や鼻
  詰まりを抑える薬」また、痛み止めの副作用である「胃を荒らすのを防
  ぐ薬」など5〜10種類もの成分が入っています。


   
一方、医療機関で処方されて調剤薬局で出される薬は、医療用医薬品
  といって、医師が診断して、その時の病気や症状、患者さんの体質にあ
  わせて1番適した薬を選んで組み合わせて使用します。そのために基本
  的に1つの薬には1つの成分しか入っていません。風邪の場合も多くの
  薬の中から必要なものを必要なだけ処方しています。又一般用医薬品に
  比べて作用の強いものが多く、指示を守って使うことが大切です。
  
   このように、いろいろな薬を配合している一般医薬品は少ない錠数の
  服用ですみますが医療用医薬品の場合、成分ごとに別の薬になりますの
  でたくさん薬が出されたと感じると思います。

  
   以前は医療用医薬品も粉剤が主体でしたので混ぜ合わせて1包にでき
  たのですが最近は錠剤やカプセル剤が多く用いられていますのでどうし
  てもたくさんになってしまうのです。