第100回   前立腺肥大症               2013.2


   「トイレが近い」ことを「歳のせい」とあきらめていませんか?でも、
   それは病気かもしれません。前立腺肥大症の患者さんは年々増え続け、
   55歳以上の男性の5人に1人は前立腺肥大症と言われています。

    前立腺肥大症とは?

   前立腺が肥大し、尿道を圧迫することにより起こる病気(尿のトラブル)
   です。前立腺は、膀胱の下で尿道を取り囲むような形をした臓器です。
   前立腺が大きくなったり、前立腺の筋肉が過剰に縮まって尿道が圧迫
   されるために、「尿が出にくい」といった症状が起こります。


    症状は?

   ■夜中に何度もトイレに起きる         ■トイレが近い
   ■排尿後、まだ尿が残っている感じがする    ■尿が途中でとぎれる
   ■急に尿意をもよおし、もれそうで我慢できない ■尿の勢いが弱い
   ■お腹に力を入れないと尿が出ない
   
   多くの方が、「尿が出にくい」といった症状と「トイレが近い」という
   症状の両方を合わせもっています。



    日常生活で気をつけるポイント
   
    アルコールや刺激の強い食べ物は控えましょう。
    寝る前の水分の摂り過ぎには注意しましょう。
    便秘にならないように、食物繊維の多い食事を摂るようにしましょう。
    前立腺のうっ血を防ぐために、適度な運動を心がけ、クーラーなどで
    体(特に下半身)を冷やさないようにしましょう。
    おしっこを我慢しすぎるのはやめましょう。


    「歳のせい」とあきらめないで!
   尿のトラブルを抱えていても、ご自身が「前立腺肥大症」などの病気に
   かかっていることに気付いていない方も多くおられます。尿のトラブル
   は、多くの場合、薬で改善することができます。また、それらの症状が
   前立腺がんなどの重大な病気によるものである可能性もあります。歳の
   せいとあきらめず、元気でいきいきとした生活を送り、夜もゆっくり休
   めるように、1人で悩まず早めに医師に相談しましょう。