第102回  気管支喘息                  2013.4


  喘息は現代人に増えている病気で、正式名称は「気管支喘息」といいます。
  これは気道が炎症を起こすことによって呼吸に支障をきたす病気です。
  近年、大気汚染やストレス社会など、生活環境の変化による影響で、患者
  数は増え続け、日本では400万人以上になるといわれています。また、
  自身が喘息であると気付いていない方も多いようです。


   喘息はどうして起こるの?


  喘息の方の気道には、症状がない時でも炎症が起きており、粘膜がむくん
  だり、粘液がたくさん出たりして、わずかな刺激にも敏感になっています。
  その為、ダニ・ハウスダスト・カビ・ペットの毛・花粉等のアレルゲンや、
  タバコ・排気ガス等の汚れた空気を吸い込むと、気道が反応して、きゅっと
  縮んでしまいます。すると、気道に空気が通りにくくなり、咳が出たり、
  息苦しくなります。



    喘息の症状は?

  激しい咳、粘性の高い痰、胸の息苦しさ等があります。その中でも「喘鳴
  (ぜんめい)」といって、息をする度にのどや胸から「ゼーゼー」「ヒュー
  ヒュー」という音がします。症状がひどい時は、苦しくて動くことも、横に
  なることもできなくなります。これが「喘息発作」です。



    発作はどんな時に起こりやすいの?


    夜間から早朝にかけて、寝ている時       疲れている時
    節の変わり目など、気温差が激しい時      風邪をひいた時

    天気がよくないとき、変わりやすい時      急に運動をした時

    発作を引き起こす刺激に触れた時(タバコの煙、線香の煙、強い臭いなど)



    発作を予防するために気をつけたいこと

  
    風邪の予防    疲れやストレスをためない    十分な睡眠

    禁煙       バランスの良い食事       こまめに掃除

    毛の長いペットを飼わない    ホコリがつきやすい物を置かない

  喘息は、発作が起きた時だけ治療をしても、気道の炎症は治らないばかりか、
  むしろ悪化して、再び発作が起きてしまいます。こうしたことから、喘息治
  療では発作自体を起こさないようにすることに主眼がおかれるようになりま
  した。正しい治療をしなかったり、病院の医師の受診をしない方は、どんど
  ん悪化してしまいます。気になる症状があれば、呼吸器科やアレルギー科等
  を早めに受診しましょう。