第103回   ぎっくり腰                  2013.5


 「ぎっくり腰」の経験はありませんか?ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛
  症」といい、突然、腰部に激痛が走る比較的痛みの強い腰痛のことです。
  最近は若い人にも多く、日常生活や仕事にまで支障をきたすことがあります。
  予期せぬ腰痛なだけに、経験のある人の中には、恐怖心を抱いてしまい、
  治っても体を動かすことを制限して過ごしてしまうこともあるようです。


   ぎっくり腰の原因

  ぎっくり腰は、日常の筋肉疲労の蓄積によって起こるものです。肉体疲労・
  運動不足・肥満体質などが原因で筋肉疲労は蓄積されていきます。疲労が
  限界を迎えた時に、ちょっとしたきっかけ(くしゃみをした時、掃除機をか
  けている時、髪を洗っている時など)で腰を痛めてしまいます。また、長時
  間同じ姿勢で作業をしていたり、腰に負担がかかってしまうような無理な
  姿勢を続けていると血行が悪くなり、ぎっくり腰が起こりやすくなります。


   腰痛予防5ヵ条
  
  @無理な姿勢が腰痛を引き起こします・・・安定感のある良い姿勢を保つには、
   腹筋・背筋を強くし、背骨を支えることが大切です。
 
  A中腰で重い物を持たないようにしましょう・・・重い物を持ち上げる時は、
   物を体の近くに持ってきて、上体をまっすぐ伸ばしたまま持ち上げます。

  Bふかふかな布団・ベッドは大敵です・・・不自然な姿勢で寝ると、腰に余計な
   負担がかかります。布団では、敷布団1枚が最適です。

  Cいすの高さは足の長さに合わせましょう・・・自分の足の長さに合わせて、
   足首の関節、ひざの関節、股関節が大体直角になるのが最適です。

  D車のリクライニングはよくありません・・・正しい姿勢は、シートを傾斜させ
   ず、腰深く座ります。また、長時間の運転は禁物です。


   ぎっくり腰になってしまったら・・・

  @ 楽な姿勢で安静を保ちましょう
  A 炎症が治まるまで冷やしましょう
  B 痛みがひいたら、患部を温め血行をよくしましょう

  安静にしていても、下肢にも痛みやしびれ等の症状が出たり、楽になる姿勢
  がなく、ずっと痛んだままである場合、発熱・発汗(冷汗)がある場合などは、
  一刻も早く整形外科やかかりつけの医療機関を受診しましょう。