第106回   金属アレルギー               2013.8

     

   
    指輪やネックレス、ピアス、腕時計といった金属製のアクセサリーを
   身につけたあと、皮膚と接触していた部分がかゆくなったり、肌が赤く
   なったりしたことはありませんか?そのような症状があれば、「金属ア
   レルギー」かもしれません。一度なると一生続くため、なかなか厄介な
   ものです。

    金属アレルギーとは?
   
    普段身につけているアクセサリーや日用品に使われている金属に接触
   した部分に一致して、アレルギー反応による湿疹(皮膚が赤く腫れたり、
   かゆみ、水ぶくれなど)を起こすものです。

    一番起こりやすい状態は、ピアスを初めてつける時です。ピアスは皮
   膚を貫いて皮下組織に直接金属が接するため、アレルギー反応を起こし
   やすいのです。また、稀なケースでは、歯科治療の金属が原因で、金属
   アレルギーになることもあります。


    原因は?

    金属アレルギーは誰にでも起こるというわけではありません。身につ
   けた金属の種類とつけている人の条件によります。汗をかくことの多い
   夏に身につければ発症しやすくなります。これは、汗は酸性で金属は酸
   に弱いため、金属が溶けるからです。そのほかに、体質などさまざまな
   要因が組み合わさって、アレルギーが引き起こされます。
   
    アレルギーを起こしやすい金属…ニッケル・クロム・コバルトなど
    アレルギーを起こしにくい金属…プラチナ・チタン・金・銀・鉄など


    対処法は?

    自分が金属アレルギーだと気がつくのは、身体に何らかの症状が出始
   めてからのことが多いと思います。初期段階で皮膚科を受診すれば、ひ
   どくなることを避けることができます。自分が金属アレルギーか疑わし
   い場合には、まず病院を受診しましょう。

    金属アレルギーを起こしてしまった場合は、その金属の使用を中止し
   ましょう。金属アレルギーの疑いがある場合、原因となる金属を病院で
   調べる方法「パッチテスト」があります

    日頃からアクセサリーなどを身につける際は、なるべくアレルギーを
   引き起こしにくいものを選びましょう。最近では「ニッケルフリー」と
   表示されたニッケルを使用していないアクセサリーも販売されています。

    汗をかきやすい夏やスポーツをする時は、できるだけ金属製アクセサ
   リーの使用を控えるようにしましょう。