第11回  コエンザイムQ10          2005.9


   コエンザイムQ10とは、体内で合成される補酵素です。体内でエネ
  ルギーを作り出すための必須成分で、「ユビデカレノン」「ビタミンQ」
  とも呼ばれています。特に心臓からの血液循環を促進したり、筋肉にエ
  ネルギーを供給して持久力や運動能力を高める働きがあるとされていま
  す。最近では、肌のハリやシワの改善が実感できるといった声も多く、
  注目を集めています。


      体内で合成されるコエンザイムQ10は、20歳頃がピークでその後
  減少し、40歳頃になると不足状態になります。さらに高齢になると心
  臓や各臓器の機能が低下し、より多くのコエンザイムQ10が必要とな
  ります。

   コエンザイムQ10はもともと、人間の体の中に存在する成分ですが、
  食品にも多く含まれています。中でもコエンザイムQ10を多く含む食
  材は、
イワシ・牛肉・ブロッコリーなどです。コエンザイムQ10は、
  油に溶けやすく、水には溶けにくい成分なので、これらの食材を食べる
  時は、油で調理すると吸収率もよく1日10mgは摂取できます。不足
  を補う為に食事で摂る方法は1日に30mg〜60mgコエンザイムQ10
  が必要と言われています。しかし、30mgのコエンザイムQ10を摂る
  には、
イワシで6匹、牛肉で950g、ブロッコリーでは4kgも食
  べなければなりません。日々の食事でこれだけの量を摂るのは非常に困
  難で、サプリメントで摂るのもひとつの方法です。



    コエンザイムQ10の健康効果には次のようなものが挙げられます。
   
    免疫機能の改善
    糖尿病、歯周病、心臓疾患予防
    抗がん作用
    肌荒れ予防、老化防止、美肌促進
    高血圧予防


   その他、悪玉コレステロールの酸化防止による動脈硬化の予防や、ぜん
  そく等の呼吸器疾患などで多数の有効例が報告されています。冷え、むく
  み、低血圧、体のだるさにも効果的です。