薬と健康情報通信

   第119回 椎茸                            2014.9

  

  椎茸は一年中スーパーで見かけますが、旬を迎えるのは秋です。
  生椎茸は、鮮度を保つのが難しい食材ですが、乾燥させて干し椎茸にする
  ことで、保存性が高まり、栄養成分が濃縮されるため栄養価が高くなります。


   栄養満点!椎茸の魅力

  椎茸には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンD、カリウム、食物繊維
  などが含まれています。低カロリーなうえに、ミネラルや食物繊維が豊富
  なので生活習慣病や便秘の方におすすめです。また、椎茸に含まれている
  エルゴステロールという物質は紫外線に当たるとビタミンDに変化する性
  質があります。生椎茸を調理の前に30分程度天日干しすることでビタミ
  ンDが増加します。干し椎茸もその多くが機械を使って乾燥しているので、
  同様に天日干しをすると良いでしょう。ビタミンDには、骨や歯の育成を
  促進する働きがあるので、妊婦さんや成長期の子供、骨粗鬆症予防のため
  にも積極的に摂取したいものです。


   選び方のポイント

  生椎茸も干し椎茸も、カサがあまり開いておらず肉厚なものが良いでしょ
  う。生椎茸は、カサの裏側が白く、うすく膜をはったようなものが新鮮です。
  干し椎茸は、カサの裏側が黄色っぽいものがよく、古くなると赤みをおび
  てきます。


   調理のポイント

  ビタミンDは、油に溶けやすい脂溶性ビタミンのため、効率よく体内に吸
  収するためには、炒め物など油を使った調理法がおすすめです。


  干し椎茸とじゃが芋の炒め物

  〈材料〉4人分
  ■干し椎茸 8枚    ■じゃが芋 4個    ■にら 1/2束  
  ■白ネギ 10cm    ■しょうが 1かけ   ■サラダ油 大さじ2
  ■しょうゆ 大さじ3  ■みりん 小さじ1   ■塩 少々

  @干し椎茸は水で戻し、軽く水気をきって、軸を取り1cm幅に切る。
  
  A
じゃが芋は皮をむき、薄い短冊切りにして水にさらす。にらは、4〜5
  cmの長さに切る。白ネギとしょうがは、みじん切りにする。
  
  B
フライパンにサラダ油を熱し、干し椎茸を中火でじっくり炒めて、香り
  と旨味を引き出す。
  
  C
次に、白ネギとしょうが、水気をきったじゃが芋を加えて強火で炒め、
  じゃが芋が透き通ってきたら、しょうゆ、みりんを回し入れ、にらを加え
  て塩をふり、手早く炒め合わせて出来上がり♪