第124回  りんご病(伝染性紅斑) 
                                      2015.2

   

   「りんご病」は、頬がりんごのように真っ赤になる症状が現れるため
   「りんご病」と呼ばれていますが、正式名称は「伝染性紅斑(でんせん
   せいこうはん)」と言います。幼児や小学生に、春から初夏にかけて流
   行することが多いですが、普通に生活したり、登園・登校してもかま
   わない感染症です。もともと血液の病気を持っている人や、妊婦さん
   がかかると困ったことが起こるので、注意が必要です。


    症状は?

    発疹が出る約1週間前に微熱、咳、鼻水・鼻づまりなどが見られる
   ことがあります。続いて左右両方の頬が赤くなり、肩から腕、太ももに
   発疹が出現し、レースカーテンのような模様になります。この赤い発疹
   が「紅斑」と呼ばれます。紅斑は約1週間で一度消えますが、その後も
   出たり消えたりすることがあります。感染していた事に気付かないケー
   スがあり、大人になるまでに免疫を獲得している人が大半です。
    大人が感染した場合、関節痛を伴い、発疹は子供より長く3週間以上
   続くこともあります。


    原因は?

    りんご病の原因は、「ヒトパルボウイルスB19」というウイルスで
   す。このウイルスは、咳やクシャミからうつる飛沫感染と、接触感染に
   より感染します。感染から発症までの潜伏期間は10〜20日程度です。
   発疹が出る1週間程前に最も強い感染力を持つため、学校などで顔に紅
   斑が出ている人がいる場合は、すでに周囲の人に感染している事が多い
   です。


    妊婦さんは要注意!!

    妊婦さんがかかると、胎児にも感染する可能性があります。胎児に
   感染すると、胎児貧血や胎児水腫などが起こり、流産や死産につながる
   こともあり、軽視できない感染症です。


    家庭で気を付けること

   @生活・食事…いつも通りでかまいません。

   A入浴…入ってかまいませんが、熱いお風呂に長く入ると赤みとかゆみ
    が強くなって長引くことがあるので、短時間で切り上げましょう。
   
   B運動…いつも通りでかまいませんが、運動で体が熱くなったり日光に
    長く当たると、赤みとかゆみが長引くのでほどほどにしましょう。