第134回 水痘(みずぼうそう)          2015.12



    水痘は、「水痘(すいとう)・帯状疱疹(たいじょうほうしん)ウイルス」と
   いうウイルスによって引き起こされる感染症です。感染力が強いので、
   職場や学校、家族間などでの感染が起こりやすいです。また、冬から春
   に流行することが多く、これから流行を迎える時期になるため、注意が
   必要です。



   
症状は?


    約2週間の潜伏期間を経て、37〜38℃の発熱に伴って、お腹、胸、
   背中などに、小さな赤い発疹ができます。発疹はやがて水疱となり、
   2〜3日でかさぶたになります。かさぶたは1〜2週間でとれ、場合に
   よっては色素が抜けたような痕が残ることがありますが、半年〜1年の
   うちにほとんど消えていきます。

    ウイルスは、水痘の患者さんの水ぶくれに直接触れたり、咳やくしゃみ
   などの飛沫を吸い込むことで感染します。また、水痘の患者さんと同じ
   部屋にいると、部屋の空気中に漂っているウイルスから感染することが
   あります。ウイルスは、水疱ができる1〜2日前から、全ての水疱がか
   さぶたになるまでは感染力があります。

    健康なお子さんの水痘は軽い症状で済むことが多いのですが、まれに、
   皮膚の細菌感染や脳炎、髄膜炎(ずいまくえん)などの合併症を起こすこと
   があります。一度解熱した後に再び発熱したり、皮膚が赤くはれ上がる
   などの症状が出始めたら注意が必要です。また、アトピー性皮膚炎のお
   子さんは、皮膚の抵抗力が弱いので、水痘が重症化することもあります。
   重症化を防ぐためにも、症状が出たら早めに病院へ行きましょう。


    予防方法は?
    
    水痘には予防接種(ワクチン)があります。2014年10月から定期接種と
   なり、1歳から受けることができます。ワクチンを接種することで、感染
   の予防だけでなく、感染しても症状を軽減することができます。そのため、
   1歳を迎えたら早めの接種がおすすめです。

   ☆出席停止期間の基準
    水痘にかかったら、職場や学校を休んで、通院以外の外出を控えましょ
   う。全ての発疹がかさぶたになるまで出席停止となりますが、治った事の
   確認は自己判断せずにかかりつけの医師に相談しましょう。