第138回  ブルーライト                 2016.4 


   「ブルーライト」という言葉を今までに一度は聞いたことがあると思い
  ますが、ブルーライトが体にどのような影響を与えるかご存知ですか?
  「なんとなく目が疲れそう」という認識の方も多いのではないでしょうか。
  しかし、目の疲れだけでなく睡眠、肥満、鬱病などさまざまな悪影響を
  与えることがわかっています。


   ブルーライトとは?

   人の目で見ることのできる光(可視光線)の中で最も波長が短く、強いエ
  ネルギーを持っており、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。
  太陽光や蛍光灯にも含まれていますが、テレビやパソコン、スマートフォ
  ンなどのLEDディスプレイや、LED照明には特に多く含まれています。


   どんな影響があるの?

  ≪目への影響≫
  ブルーライトは波長が短いため、光が散乱しやすいという性質があり、
  それが「眩しさ」や「色のにじみ」につながります。それを見ようとする
  ことで、目のピント調節機能に負担がかかり、目の疲れ、ドライアイ、視
  力の低下などが起こります。

  ≪全身への影響≫
  ブルーライトを長時間浴びていると、メラトニンという眠気を誘うホルモ
  ンが分泌されにくくなり、体内時計が狂ってしまいます。体内時計が狂う
  と、睡眠障害、鬱病、肥満、になりやすいことが分かってきています。
  現段階では、これらの疾患に直接結びつくと断言できるだけの医学的根拠
  はありませんが、少なくともブルーライトの浴びすぎが、疾患のリスクを
  高めることが分かっています。


   生活の中で上手にブルーライトと付き合いましょう!

   現代人の生活には光が溢れているため、私たちがブルーライトを浴びず
  に生活するのは不可能です。しかし、工夫をすればある程度コントロール
  することができます。

  夜、眠る前の2〜3時間前は、テレビやパソコン、スマートフォンなどの
   LEDディスプレイをなるべく見ないようにしましょう。

  日中にしっかりと太陽光を浴びましょう。

  ブルーライトを抑える機能付きのLED照明を使いましょう。

  ブルーライト対策用のメガネを利用しましょう。