第158回    おたふく風邪   2018.4                   



    おたふく風邪は(正式名称:流行性耳下腺炎)子どもの頃にかかり
   やすい病気です。耳の前下にある耳下腺や顎下腺が腫れることで、お
   たふく面のように見えるので、おたふく風邪と呼ばれています。




   症状

   発熱や風邪のような咳。
   初期症状では、特に首の痛みが強く出ます。最大の特徴は耳下腺の腫
   れで、耳の付け根から顎の辺りが腫れます。腹痛、頭痛、倦怠感、腹
   痛や嘔吐、等の症状が現れることもあります。
   感染経路は、飛沫感染や接触感染が考えられます。
   感染力は強く、潜伏期間は約10日〜20日ほどです。




    おたふく風邪の合併症

   おたふく風邪は合併症が多いのも特徴です。
   骨髄炎、脳炎、難聴、膵炎、肝炎、甲状腺炎、溶血性貧血などを発症
   するリスクがあるので、感染や症化を予防することが肝心です。



    大人のおたふく風邪

   成人のおたふく風邪は、小児より重症化しやすいのが特徴です。
   男性は約20〜30%の確率で精巣炎になると言われています。
   女性は、約7%の確率で卵巣炎になることがあります。しかし、おた
   ふく風邪により不妊になることは稀です。



    治療法・予防法

   おたふく風邪の原因であるムンプスウイルス自体を殺したり、抑えた
   りする薬はありません。かかってしまった場合は症状に応じて、症状
   を和らげる治療をするしかありません。小学校に上がるまでにおたふ
   く風邪にかからなかった場合は、予防接種でしっかり予防するのが効
   果的です。



   おたふく風邪の症状かな、と思ったら内科または耳鼻科で診察を受け
   ましょう。