お酒                2006.2


 ■ 「適量」を超えると薬から毒にかわる?


   毎日日本酒に換算して1〜2合程度のお酒を飲む人の方が、全く飲まな
  い人や多量飲酒する人に比べて心臓血管疾患のリスクが低く、死亡率も一
  番少ないといいます。ただし、それ以上の量を飲むと一気に死亡率が跳ね
  上がります。一般的には「ほろ酔い気分」までが適量だといわれています

  
適量以内なら・・・血行をよくする、善玉コレステロールを増やす、血栓を
  防ぐ、食欲増進、疲労回復、ストレスの解消、リラックス効果等々、さま
  ざまな健康効果があり「百薬の長」に。

  
適量を超えて飲み続けると・・・脂肪肝、肺炎、肝硬変、高血圧、糖尿病、
  食道炎、胃炎、アルコール依存症等々、飲みすぎによる悪影響は数知れず
  「万病のもと」に。


  ■ 空腹時にお酒を飲むと酔いやすい?


  空きっ腹でお酒を飲むと酔いが早くなり悪酔いの原因になります。胃の保
  護や血中アルコール濃度の急な上昇を防ぐためにも、飲むときは「したご
  しらえ」が重要です。


  飲む前・・・
牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品を。乳製品に含まれる
  脂肪が胃に膜を張って、アルコールの吸収を穏やかにしてくれます。お酒
  を飲む30分〜1時間前に摂取しましょう。


  飲みながら・・・
おつまみにはアルコール代謝に必要なタンパク質の豊富な
  ものを。野菜や果物に含まれるビタミン類も肝臓の働きを助けてくれます。

  
  飲んだ後・・・
二日酔いにはまず水分補給。また、柿、しじみの味噌汁、コ
  ーヒーなども効果的です。


  みなさんは、お酒がどこで吸収されているかご存知ですか?
  水の場合は、一旦胃に溜められ、腸に入ってから吸収されます。一方、お
  酒はというと、胃で約20%〜30%腸で70%〜80%が吸収されます。
  胃の中に食べ物があると、飲んだアルコールが腸に流れていくスピードが
  遅くなるのですが、食べ物がなければ、アルコールは急速に胃から腸へ流
  れていきます。そうすると、肝臓がアルコールを処理する速度が追いつか
  ず、そのまま直接胃や腸に吸収され、アルコールの血中濃度が急に高くな
  り酔いが早く回ります。

   体に負担をかけないよう、お酒と上手につきあいましょう。