第21回  夏バテ                             2006.7


  夏バテは、「なんとなく身体がだるい」「日中早くから疲れが出る」「集
  中力がない」「食欲がない」「眠れなくてイライラする」といった症状が
  現れる夏限定の慢性疲労のひとつです。

  夏バテを起こす最大の原因は、屋外と室内の温度差が冷房によって大きく
  なり過ぎ、自律神経の働きが鈍化することです。身体は5度以上の温度差
  に対してショックを受けます。冷房の効いた室内と、高温・多湿の屋外を
  出たり入ったりすると自律神経は体温調節をうまくコントロールできなく
  なり、内臓等身体全体の変調もきたします。さらに人工的に熱を奪われて、
  身体のバランスを乱し、腰痛・肩こり・手足の冷え・しびれなどの症状を
  伴う、いわゆる
『 冷房病 』にかかります。

  
夏バテを防ぐには

  
冷房はほどほどに・・・冷房が効いた部屋と室外の温度差が激しいと自律神
  経の不調をきたしやすくなります。なるべく外気との差は5℃以内を心が
  けましょう。

  
睡眠不足の解消・・・十分な睡眠がとれないと、疲れを解消し体力を回復す
  ることができません。夜更かしや深酒は禁物です。ぬるめのお風呂(37
  〜38℃)に入り1日の冷えや疲れをとる、睡眠前に寝具を冷やす、ハーブ
  やアロマを利用するなど、自分に合った快眠方法を試してみてはいかがで
  しょうか。

  
十分な栄養を・・・食欲不振により不足しがちなたんぱく質、疲労回復やエ
  ネルギー代謝の効率をよくするビタミンB1・B2、ストレスや暑さに対
  する抵抗力を高めるビタミンCなどを積極的に摂り、暑さに負けない体力
  をつけましょう。また、生姜・山椒・胡麻などの香辛料は消化吸収を助け
  るので、食欲を高めるのに効果的です。

  
土用のウナギで夏バテ防止

  夏場に不足しがちな栄養成分は、たんぱく質・脂肪・ビタミン・ミネラル
  ですが、ウナギにはこれらのほぼ全ての栄養素があります。特に夏バテの
  症状を悪化させるのはエネルギー代謝を円滑にするビタミンB1の不足で
  す。この栄養素を多く含むウナギは夏バテ防止にもってこいなのです。