第32回  脱毛症                          2007.6


  
脱毛症にはいろいろな種類ありますが、今回は3種類の脱毛症を取り上げ
  ました。

  円形脱毛症


  頭髪だけでなくまゆ毛、あごひげ、わき毛、陰部と発症部位は様々で、男
  女関係なく発症します。抜け落ちた髪は、ちょうど楊枝のようで、毛根が
  残っていないのが特徴です。原因としてはストレス説と末梢神経不全説が、
  近年では、さらに自己免疫説などの説も上げられています。早く治すには、
  頭皮の血行を良くする育毛剤の外用の使用が効果的です。医療用では血行
  促進剤の塩化カルプオニウムが使われています。


  
円形脱毛症

  これは一般に若はげと呼ばれるもので、頭髪の一本一本が細くなるために
  頭皮が透けてうすく見える状態です。親からの体質遺伝が多いようです。
  前頭部から頭頂部の髪の太さが半分以下にやせ細るのが特徴で、抜け毛の
  末端部に毛根部が残っているようでしたら要注意です。近頃では男性だけ
  でなく、女性にも増加しています。太くて張りのある髪を取り戻すには毛
  母細胞を刺激して活性化させる育毛剤が効果的です。使用する際には、医
  師の診断を受け、自分に合った育毛剤を選ぶことが大切です。また、砂糖、
  脂肪類、肉類の取りすぎに注意することも大切なことです。


  ひこう性脱毛症


  
ふけが多い、頭皮がべとつくといった抜け毛が急増しています。外界から
  は、ほこりや排気ガスが毛根部を痛めつけ、食べ物は動物性脂肪が多くな
  っているため、血液中にはコレステロールが増加し毛乳頭への血行を悪く
  させています。なかでも動物性脂肪に含まれる不飽和脂肪酸が皮脂腺の肥
  大をもたらし、皮脂漏が毛皮をふさいでしまう状態が増加しています。こ
  の症状には、刺激の少ないシャンプーで毛穴の詰まりを取り除き、頭皮の
  血行をよくするのが決め手です。特にシャンプー後のマッサージは効果的
  です。

  最後に、脱毛症をきたした場合には毛根を刺激して毛の成長を促すこと、
  バランスのとれた栄養摂取、ストレスは溜めないで発散させるようにする
  ことです。また男性型脱毛症の男性には、保険適用外ですがフィナステリ
  ド錠という飲み薬が話題を呼んでいます。医師の診断と処方箋が必要なの
  で医師に相談してみましょう。