第34回  骨粗鬆症                 2007.8


  骨粗鬆症とは、骨の密度が低くスカスカになり、骨がもろく折れやすくな
  る病気です。体質的なものや生活環境、栄養状態によっても、かかりやす
  い人とかかりにくい人に大きな差が出ていますが、一言でいえば、骨の老
  化現象と言えます。


   骨粗鬆症の原因とは・・・

  
◎老化
  骨の量は年を追うごとに減少していきます。これは、腸からカルシウムを
  吸収する能力の低下や運動不足などが影響しています。背中や腰が曲がる、
  身長が縮むといった、老人特有の症状の多くは、骨粗鬆症によってもろく
  なった骨がつぶれてしまうこと(=圧迫骨折)などによって起こります。

  
◎更年期(女性ホルモンの減少)
  女性ホルモンのひとつであるエストロゲン(卵胞ホルモン)には、骨を作
  るとともに、骨からカルシウムが過剰に溶け出すのを抑える働きがありま
  す。しかし、更年期に入るとこのエストロゲンの分泌量が急速に減少する
  為、更年期を迎えた女性は骨粗鬆症にかかる確率が高くなります。

  
◎無理なダイエットや偏食
  過剰な食事制限によってカルシウムの摂取量が減ることや、月経不順によ
  るエストロゲンの分泌量低下などが原因になります。また、インスタント
  食品や加工食品、清涼飲料水などに多く含まれる【リン】には、カルシウ
  ムの吸収を阻害する作用がありますので、とりすぎに注意しましょう。


   骨粗鬆症を改善するためには・・・


   カルシウムを十分に摂取し、吸収する。

  カルシウム(Ca)を多く含む食品
  牛乳・ヨーグルト・チーズ・鶏卵・ごま・豆腐・しらす干し・小松菜etc
  
ビタミンDを多く含む食品(カルシウムの吸収を助けます)
  マグロの刺身・イワシ・カツオ・ブリ・サンマ・レバー・干し椎茸etc

   カルシウムとともにコンドロイチンを摂取することも効果的
  コンドロイチンを多く含む食品
  山芋・オクラ・うなぎetc

   適度な運動をする。

  ※鎮痛剤等の服薬をしても症状が改善されない場合は、骨粗鬆症のおそれ
  がありますので、お近くの整形外科の先生にご相談される事をお勧めします。