

紛らわしい!風邪とインフルエンザ
気軽に風邪と呼んでいますが、正確には「風邪症候群」といい、気道の
炎症によるさまざまな症状の総称です。風邪の原因は、ほとんどの場合が
ウィルスです。インフルエンザもウィルスが原因なので、両者を混同して
いる人も多いですが、症状は全く違います。「2〜3日前から調子が悪い」
「鼻水・鼻づまり・咳」という症状なら、風邪です。養生して風邪薬を飲め
ば治りますが、突然体の節々が痛み、高熱が出るのはインフルエンザです。
風邪薬では治らないので、直ちに病院へ行きましょう。
風邪のウィルスは粘膜でブロック!
喉や鼻などの粘膜が第一関門となり、ウィルスをブロックしています。
しかし、乾燥や暴飲暴食、栄養のかたよりなどで粘膜が弱ると、風邪のウィ
ルスを体内に侵入させてしまうことになります。鼻水や喉の痛みといった風
邪の代表的な症状は、粘膜がウィルスと闘っている証拠です。風邪の予防対
策は、この粘膜を元気に保つことから始まります。
具体的には、外から帰ったら必ずうがいと手洗いをするのが大事です。さ
らに、粘膜を乾燥させないため、室内を適度な湿度(約50%)に保つこと
も有効です。加湿器などを利用してもいいでしょう。
風邪に効く食材
生姜 ・・・・ 生の生姜には体を温めたり、発汗、胃の調子を整える、吐き
気を止めるなどの効能があります。初期症状のうちにとるの
が効果的です。
ねぎ ・・・・ ねぎに含まれるビタミンB1は疲れを取り、青い部分に多い
ビタミンA(カロチン)は鼻やのどの粘膜をととのえてくれます。
りんご・・・ 風邪がお腹にきて下痢をしてしまったときには、整腸作用の
あるりんごがおすすめです。りんごに含まれる食物繊維がや
さしくお腹の調子をととのえてくれます。
|