第44回  体に良い菌・悪い菌         2008.6


  人間の腸内には約100種類、100兆個の細菌が棲みついています。これ
  らの菌はその働きから、体に良い菌(善玉菌)、体に悪い菌(悪玉菌)、
  良いとも悪いとも言えない菌(日和見菌)の3タイプに分かれます。


   善玉菌ビフィズス菌・腸球菌・ユウバクテリウム)
  腸内を酸性にし、病原菌をやっつけてくれたり、免疫力を高めてくれます。
  食べ物の消化・吸収を促進し、悪玉菌の力をおさえます。

   悪玉菌(大腸菌・ブドウ球菌・ウェルシュ菌)
  腸内をアルカリ性にし、腸内を腐敗したり、発ガン物質や毒素のある有害
  物質を作り出します。身体の抵抗力を弱め、下痢や便秘を引き起こします。

   日和見菌(バクテロイデス)
  
食べ物や体調によって善玉・悪玉どちらにも傾きます。例えば、バクテロ
  イデスという菌は、ビタミンを合成したり、病原菌感染を防ぐという有用
  な働きを持つ反面、腸内の腐敗、発ガン物質の生産、腹部を膨張させると
  いった悪さもします。


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腸内の細菌は総数がほぼ一定に保たれており、片方が増えれば片方が減る
  というように、「陣取り合戦」を繰り広げています。お互いの菌がバラン
  スよく存在している時は健康が保たれますが、悪玉菌が増殖すると善玉菌
  が減り、健康を害しやすくなります。

  健康な腸内バランスを整えるには、悪玉菌退治より、善玉菌を増やす工夫
  が先決です。規則正しい生活を心がけ、日頃の食生活を見直してみましょう。


    善玉菌を増やす食べ物
  
乳酸菌製品:ヨーグルト・チーズ
  食物繊維 :野菜・海草類・果物
  オリゴ糖 :蜂蜜・大豆
  発酵食品 :納豆・味噌
  でんぷん類:米・パン・麺類