第5回   花粉症@                        2004.11
                                                   
     
 

   花粉症に悩む人は早めに病院へ


    実はこの時期に花粉症の治療に関する重要な準備があります。それは、
   花粉症に対して予防的な働きを持つ抗アレルギー剤の服用を検討すべき
   時期だからです。抗アレルギー剤とは、肥満細胞からヒスタミンなどア
   レルギー症状を起こす物質が放出されるのを抑える作用を持ちます。
   花粉が飛び始める2週間前程度から予防的に飲み始め、飛散時期が終わる
   まで飲み続けるのが効果的とされています。最近では眠気のほとんどない
   薬剤も登場し、内服薬のほか、点鼻薬、点眼薬にも幅広く使われてい
ます

   風邪も花粉症の大敵


    私たちは皆、体内にアレルギーを起こす肥満細胞を持っています。肥満
   細胞は鼻、呼吸器、目、皮下などの粘膜に多く存在しているが、IgE抗体
  (スギ花粉に対する抗体)と結びつきやすい性質があります。ふたつが結び
   ついても、通常は粘膜の下のほうにいるのでさほど問題はないのですが、
   何かのきっかけでその数が増えたり、粘膜の表層に上がってきたりすると、
   とたんにアレルギーの原因、スギ花粉をとらえ、アレルギー症状をおこし
   てしまいます。このきっかけのひとつが“風邪”をひくことです。風邪を
   ひいて鼻の粘膜が弱って
いると、肥満細胞が粘膜の表層に出て来て、IgE
   抗体と結びつき、さらには花粉をキャッチしてしまいます。風邪が原因で
   花粉症を発症することもあるし、症状が重くなることもあります。春先の
   風邪にはくれぐれもご注意ください。


   花粉症の人の食卓に


     花粉症の改善に効果がある食物で、特に注目されるのはシソと甜茶(テン
   チャ)です。シソに含まれるルテオリンという成分には、免疫を正常範囲に
   戻す
働きがあると考えられています。

    甜茶は中国原産のバラ科の植物から作られるお茶。この植物に特有のポリ
   フェノールには、アレルギーの原因となるヒスタミンの分泌を抑える働きが
   あることから、花粉症やアレルギー性鼻炎によいと言われています。