第6回 血液検査A                          2004.11



 今回は、第3回配信の血液検査@に続き、検査の項目についてご紹介します。


   AST(GOT)、ALT(GPT)  生体内に含まれる酵素の一種で
   肝臓に多く含まれています。肝細胞が壊れると、血中に流れてくるもので、
   肝機能の指標となっており、肝細胞の障害の程度を知ることが出来ます。
   ALTは、多くは肝細胞に含まれていますが、心臓、骨格筋などにも含まれ
   ています。AST1040IULALT535IULが基準値となっ
   ています。



  γ−GTP    ASTALTと同様に肝機能の指標となる酵素の一
    種で、040IULが基準となっています。胆石などによる胆汁うっ滞
    の時には増加し、数百〜1000IULにもなります。アルコール性肝障害
    の時も増加することが知られ、禁酒すれば正常化することから、アルコー
    ル性肝障害の指標となっています。


 
血糖値:BS   血液中のブドウ糖の濃度のこと。血糖値は食事の前
    と後では数値に差があります。普通、単に血糖値という時には空腹時の
    血糖値のことを示すことが多く、正常値は60110mgdlであり、食
    後の血糖は140mgdl以下が正常と言われています。



   総コレステロール  血中に含まれるコレステロールの総量のこと。
    コレステロールは血管の強化、維持に大切な役割を果たしています。
    しかし、この数値が高くなると動脈硬化の危険性が高まります。基準値
    は220mgdL未満とされています。



   HDL   俗に「善玉コレステロール」と呼ばれています。タンパク
    質と脂質が結びついたものであり、体の隅々の血管壁にたまったコレス
    テロールを抜き取って肝臓に運ぶ機能を果たすため、動脈硬化などを起
    こしにくくしています。基準値は40mgdL以上とされています。



   LDL   俗に「悪玉コレステロール」と呼ばれています。タンパク
    質と脂質が結びついたもので、肝臓のコレステロールを体の隅々まで運
    ぶ機能を果たします。動脈硬化などをひき起こす作用が強いものがLDL
    
です。基準値は140mgdL未満とされています。



   中性脂肪  人間の体内に存在する脂質(脂肪)のこと。エネルギー
    を体内に貯蓄するための形態であり、私たちの皮下脂肪は、そのほとん
    どが中性脂肪です。現代のような豊かな生活環境の中では、過度な蓄積
    となり、肥満の要因にもなっています。基準値は、150mgdL未満と
    されています。