第7回   尿検査              2004.11


 
  尿検査って何?

    
    尿検査は一般検査の中心で、尿中の各種細胞、たんぱく、糖などによっ
  て
体の基本情報をさぐる検査です。腎臓が、血液によって体中から運ば
  れてきた不用物を余分な水分とともに排泄するのが尿なのです。



  尿の検査は、腎臓や尿路の疾患を発見するのが第一目標ですが、こうし
  たことからその他の器官の機能を知る事もできるものです。具体的には、
  
腎臓や膀胱の異常、糖尿病、肝臓病、膠原病(こうげんびょう)、骨髄腫、
  悪性腫瘍
などを発見する手がかりとなります。


  尿蛋白・・・腎臓や尿路系の機能が正常の時には、尿に蛋白が出ること
     はなく、あってもごく微量で、検査で陽性になることはありません。
     このため、尿に蛋白が出たときは、腎臓や尿路系の異常が考えられ
     ます。たとえば、急性腎炎やネフローゼなどでは、腎臓の糸球体が
     障害され蛋白質が尿に流れ出し、高蛋白尿となります。



   尿糖・・・血液中のブドウ糖は、全身の細胞や組織のエネルギー源となる
     ものですが、蛋白質と同様に正常なときは尿に出ることはなく、出
     てもごく微量です。尿に多量の糖が出るときは、血液中の糖濃度が
     高すぎて腎臓で再吸収しきれずに排泄されているか、または腎臓に
     何らかの障害があって尿に糖が漏れてきていると考えられます。
     前者は糖尿病、後者は腎性糖尿のときに現れる現象です。



    尿ウロビリノーゲン・・・赤血球が壊されるとき、その成分であるヘモ
     グロビンはビリルビンという胆汁色素に変えられ、肝臓から胆汁に
     排出されます。そして腸に出て腸内細菌に分解されて、ウロビリノ
     ーゲンに変わります。肝臓や胆道に異常があると、尿ウロビリノー
     ゲンが増えたり減ったりします。



   尿潜血反応・・・腎臓や尿管、膀胱などに異常があると、尿に赤血球が混
     じってくることがありますが、目で見ただけではわかりません。これ
     を調べるのが尿潜血反応検査です。赤血球が大量に出ると、一目でわ
     かる血尿となります。この検査が陽性の場合、膀胱炎、腎臓や尿管の
     結石、腎臓・尿管の病気や腫瘍などが疑われます。