薬と健康情報通信

   第53回  高血圧症                     2004.11


   たくさんの食材が出回る実りの秋です。
   旬に取れる食材には、その時期に必要な成分が沢山詰まっています。
   秋野菜には、夏の暑さで疲れた体を癒すものがたくさんあります。
   体に優しい秋野菜で体の中をきれいに整えましょう。

    さつまいも

   豊富な食物繊維で便秘を解消します。皮の色素に含まれるポリフェノー
   ルの一種アントシアニンに抗酸化作用があり、がんの予防になります。

   さつまいものビタミンCは、でんぷんに守られているので、加熱して
   損失されません。

    里芋
   ぬめりの成分が胃の粘膜を保護し、胃炎や胃潰瘍の症状を和らげてく
   れます。また過剰なコレステロールを減らしたり、血圧を下げる働き
   があるので調理の際はぬめりを取り過ぎないようにします。

    きのこ

   とても低カロリーなのでダイエットに効果的です。又、食物繊維が有
   害物質や脂肪、コレステロールを排出するので高血圧や動脈硬化の予
   防に効果的です。

    ブロッコリー
   野菜の中でも特に栄養バランスに優れています。

   がんの予防、細胞の老化防止、貧血予防、風邪の予防、冷え性の改善
   などの効果があります。ブロッコリーはアクが少ないので茹でた後、
   水にさらさない方が良いです。水にさらすと、栄養分や旨みが減少し
   てしまいます。

    にんじん

   野菜の中でトップクラスの抗酸化作用があります。β-カロチンでがん
   細胞の原因となる活性酸素をおさえる効果があります。

   β-カロチンは皮のすぐ内側に多いので、皮ごと使用するか、薄く皮を
   むいて調理すると良い。又、油を使った料理にすると、カロチンの吸
   収率が増えます。

   ◎健康維持のために、バランスの良い食事を心がけましょう。