

春が旬のわかめは、3月から5月にかけて収穫の時期を迎えます。わかめに
は、人間が生命を維持していくために必要なミネラル(カルシウム・ヨウ素・
カリウム・鉄等)や、豊富なビタミン(ビタミンA・ビタミンC・ビタミンB
群等)が含まれています。最近では「海の野菜」と呼ばれ、注目を集めていま
す。春ならではの、わかめの風味や食感を味わってみてはいかがでしょうか。
注目されるヌメリ成分
わかめのヌメリ成分は、水溶性の食物繊維のアルギン酸やフコイダンという
成分です。アルギン酸はカリウムと協力して体内の余分なナトリウムを排出
し、血圧を下げる働きがあります。また、腸内にある余分なコレステロール
を体外に排出させて、高脂血症や動脈硬化を防いでくれます。フコイダンは
血液をサラサラにする効果があるほか、胃がんの原因とされるピロリ菌を除
去する働きがあります。
わかめと相性の良い食べ物
【わかめ+野菜・きのこ類】
わかめと野菜を合わせることで食物繊維の量が増え、便秘の解消効果がアッ
プします。特に、筍と相性がいいので若竹煮や若竹汁がおすすめです。
【わかめ+みそ汁】
アルギン酸がみそ汁の塩分を吸着し、そのまま体外に排出するので、減塩効
果があります。高血圧の抑制に効果的です。
【わかめ+油】
ビタミンAは油と一緒に摂ると吸収率が高まるので、ドレッシングを使った
サラダや炒め物にするのがおすすめです。

《材料 3〜4人分》
■生わかめ 100g ■しめじ 1袋 ■えのき茸 1袋 ■卵 1個
■オイスターソース 大さじ1と1/2 ■酒 大さじ1
■みりん 大さじ1/2 ■油 適量
※わかめは、乾燥や塩蔵のものでも構いません。その場合は、袋の表示どお
りに戻してからお使い下さい。
《作り方》
@しめじとえのき茸は根元を切り落とし、小房に分ける。生わかめは3〜4cm
に切る。
Aフライパンに油を熱し、溶き卵を入れて炒り卵にし、一旦とりだしておく。
Bフライパンに@を入れて中火で炒め、きのこがしんなりとしてきたら、酒・
みりん・オイスターソースを順に加える。
CAの卵を戻し入れ、大きく混ぜ合わせたら火を止める。
D器に盛り付けて出来上がり♪
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