第99回  入浴の効果                         2013.1 


  寒い冬は早く家に帰ってお風呂でゆっくり温まりたいですね。普段、当た
  り前に入っているお風呂には、健康に良い様々な効果があります。
  その一方で、入浴中の事故で亡くなる人は年間1万4000人を越えると
  推定され、特に11月から3月の寒い季節の事故が多くなっています。

   入浴の3大効果

  ■温熱効果・・・ 体が温まって血行がよくなる、新陳代謝が高まる、体内の
         老廃物や疲労物質を排出して疲れがとれる、などの効果が
         あります。

  ■水圧効果・・・
筋肉をほぐしたり、血液やリンパの流れをよくするマッサー
         ジ効果があります。

  ■浮力効果・・・ 浮力によって、普段体重を支えている関節や筋肉への負担
         が軽減され、緊張がとけてリラックスする効果があります。


   入浴時の注意事項
  
  熱いお湯(41℃以上)は、血圧変動や心臓への負担が大きく、脱水から血栓
  を発生しやすいなど、身体に様々な悪影響を与えます。高齢者や生活習慣病
  のある人は、安全・安心な冬の入浴を楽しむために、以下のことに気をつけ
  ましょう。

  @脱衣室・浴室を暖めておきましょう 
  脱衣室には暖房、浴室も暖房するか、浴槽のふたを開けておくなどあらかじ
  め浴室内を暖めておきましょう。また、高齢の方は最初に入浴するより浴室
  が暖まった2番目に入るのも良いでしょう。

  Aかけ湯をしましょう
  いきなり湯船に入るのではなく、まずは、手や足などの心臓に遠いところか
  らかけ湯をして、十分に身体をお湯に慣れさせましょう。肩までつかるより、
  みぞおちくらいまでの半身浴にしておくと、水圧による心臓への負担を軽く
  することができます。

  B入浴前後には水分補給をしましょう
  入浴による発汗で、血液は水分が減って粘っこくなるので、入浴前後には水
  分を補給しましょう。体に吸収されやすいイオン飲料も効果的です。

  C飲酒直後の入浴は避けましょう
  アルコールには血管を拡張させ、血液の循環をよくする働きがあります。
  血圧降下や利尿作用もあるので、血圧が下がりすぎたり、脱水症状を起こし
  たりします。また、心拍数が上がり不整脈や心臓発作を起こす可能性が高く
  なります。

  D乾燥肌の方は、ぬるめのお湯にしましょう
  熱いお湯や長時間の入浴は、肌に必要な皮脂を奪い、皮膚を乾燥させてしま
  います。お湯の温度は37〜39℃で10分を目安に入浴しましょう。

  E高熱時の入浴は避けましょう
  37.5℃以上の熱があり、食欲がなく、調子が悪い時は入浴を避けましょう。
  汗をかいた時は、お湯で絞ったタオルで体を拭くと良いでしょう。