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第157回 アトピー性皮膚炎
2018.1


アトピー性皮膚炎とは、痒みのある湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返し、長期的に続く皮膚炎です。乳幼児期に始まることが多く、成人まで続くこともあります。アトピー性皮膚炎は、近年増加傾向にあります。症状や経過には個人差が大きく、根気強く治療する必要があります。


アトピー性皮膚炎の原因は?


アトピー性皮膚炎の原因は充分には分かっていませんが、遺伝的に痒みを起こしやすいアトピー素因(生まれつきアレルギー反応を起こしやすい体質)や皮膚過敏性(外部からの刺激に対する防御機能が弱い皮膚の状態)、また、ダニや埃などのアレルゲンの侵入や精神的ストレスが関係していると考えられます。



症状は?


@痒みがある A特徴的な湿疹と分布 B繰り返す
という3つの症状が挙げられます。湿疹ができやすい部位にも特徴があります。個人差はありますが、顔や耳、首回り、脇の下やひじの内・外側、ももの付け根、ひざの表・裏側などに多くみられます。



治療方法


薬物療法 
アトピー性皮膚炎の治療で最も大切なのは薬による治療です。過剰な免疫反応を抑え、炎症を鎮める作用のあるステロイド薬や、非ステロイド性抗炎症薬、免疫抑制薬が主に使用されます。



スキンケア

身体を洗い、汗などを洗い流して炎症の悪化を防ぐことが大切です。また保湿剤も不可欠です。入浴後、なるべく時間を空けずに保湿剤を塗りましょう。


悪化因子の除去
2歳くらいまでの乳幼児の場合、食べ物に加え、汗やダニ、ほこり等の生活環境、細菌・真菌などが主な悪化要因と考えられます。2歳以上の場合は、生活環境の他にストレスなどが考えられます。



生活環境を整え、皮膚を清潔に保つことで、できる限り悪化要因を取り除きましょう。