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第152回 とびひ
2017.6


とびひの正式な病名は伝染性膿痂疹と言い、細菌による皮膚の感染症です。黄色ブドウ球菌・レンサ球菌等の細菌が、バリア機能の弱まった皮膚に入り込み、感染することで発症します。


とびひの種類


(1)水ぶくれができるもの(水疱性膿痂疹)
皮膚にできた水ぶくれが膿をもつようになり、破れると皮膚が捲れてただれます。とびひの多くはこのタイプです。痒みがあるので、患部を掻いた手で体を触ると症状が体のあちこちに広がってしまいます。この病気は乳幼児に多くみられ、特に夏になると増えてきますが、最近は暖房などの影響で冬でもみられるようになりました。

(2)かさぶたができるもの(痂皮性膿痂疹)
皮膚の一部に膿をもった水ぶくれができて、厚いかさぶたになるのが特徴です。炎症が強く、リンパ節が腫れたり、発熱やのどの痛みを伴うこともあります。季節や年齢にあまり関係なく発症します。またアトピー性皮膚炎を持つ人に増えている傾向があります。


とびひの予防や処置


 特に夏は入浴して皮膚を清潔にしましょう。
とびひを発症させてしまった場合、病変部は石鹸をよく泡立てて丁寧に洗い流しましょう。入浴後は、患部に軟膏の外用、ガーゼなどの保護処置を行います。タオルや衣類を介して、とびひがうつる可能性があるので共用は避けてください。そして患部に触らないように注意し、爪を短めに切っておきましょう。プールや水泳は、自分の病変を悪化させたり他人にうつす恐れがある為、完全に治るまでは禁止です。

 とびひは、早期に適切な治療を行えば、症状が広がるのを最小限に抑え、短い期間で治すことが出来ます。しかし、放っておいたり誤った処置を行えば、症状が悪化し治るのに時間がかかります。また伝染力が強い病気の為、他の人にうつす可能性もあります。

とびひかな?と思ったら、すぐに医療機関を受診して早めに治療しましょう。