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第7回 尿検査        2005.5

尿検査って何?


 尿検査は一般検査の中心で、尿中の各種細胞、たんぱく、糖などによって体の基本情報をさぐる検査です。腎臓が、血液によって体中から運ばれてきた不用物を余分な水分とともに排泄するのが尿なのです。
 
 尿の検査は、腎臓や尿路の疾患を発見するのが第一目標ですが、こうしたことからその他の器官の機能を知る事もできるものです。具体的には、
腎臓や膀胱の異常、糖尿病、肝臓病、膠原病(こうげんびょう)、骨髄腫、悪性腫瘍などを発見する手がかりとなります。

●尿蛋白
腎臓や尿路系の機能が正常の時には、尿に蛋白が出ることはなく、あってもごく微量で、検査で陽性になることはありません。このため、尿に蛋白が出たときは、腎臓や尿路系の異常が考えられます。たとえば、急性腎炎やネフローゼなどでは、腎臓の糸球体が障害され蛋白質が尿に流れ出し、高蛋白尿となります。

●尿糖
血液中のブドウ糖は、全身の細胞や組織のエネルギー源となるものですが、蛋白質と同様に正常なときは尿に出ることはなく、出てもごく微量です。尿に多量の糖が出るときは、血液中の糖濃度が高すぎて腎臓で再吸収しきれずに排泄されているか、または腎臓に何らかの障害があって尿に糖が漏れてきていると考えられます。前者は糖尿病、後者は腎性糖尿のときに現れる現象です。

●尿ウロビリノーゲン
赤血球が壊されるとき、その成分であるヘモグロビンはビリルビンという胆汁色素に変えられ、肝臓から胆汁に排出されます。そして腸に出て腸内細菌に分解されて、ウロビリノーゲンに変わります。肝臓や胆道に異常があると、尿ウロビリノーゲンが増えたり減ったりします。

●尿潜血反応
腎臓や尿管、膀胱などに異常があると、尿に赤血球が混じってくることがありますが、目で見ただけではわかりません。これを調べるのが尿潜血反応検査です。赤血球が大量に出ると、一目でわかる血尿となります。この検査が陽性の場合、膀胱炎、腎臓や尿管の結石、腎臓・尿管の病気や腫瘍などが疑われます。