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第8回 歯の健康       2005.6

虫歯とは・・・


 歯というカルシウムを主体にした結晶が歯の表面の細菌(歯垢細菌)が作り出す酸により溶けていく現象です。食事をしてもアメを1個食べても、清涼飲料を1口飲んでも歯垢pHは5.5以下となり、歯のカルシウムは少量ずつ溶けます。しかし唾液の力でこの酸は中和され、1度溶けだして歯垢の中に残っていたリン酸とカルシウムはまた歯の中にしみこんで歯の結晶は修復されます(再石灰化といわれる現象)。
  
 1日に3度の食事と1〜2回の間食程度では虫歯は簡単にできません。1日に何個となくアメをなめたり、砂糖入りのコーヒーを何度も飲んだりしていると、歯から流れ出すカルシウムの量が、再石灰化の量を上回ってしまい虫歯ができてしまうのです。

歯周病とは・・・


 歯を支えている歯の周囲組織が破壊され、歯がグラグラになって、ついには抜けてしまう病気です。歯そのものの変化ではなく、歯の周囲の病気であるため、歯周病と呼ばれています。歯ぐきの部分に沈着した歯垢(プラーク)の中の細菌が原因で起こります。歯磨きをしない人は歯垢がたまってしまいます。
  また、睡眠不足、喫煙などの不適切な生活習慣も影響します。

歯によい食べ物・悪い食べ物


 歯によい食べ物は、カルシウムの多い小魚や牛乳、ナッツや木の実など硬い食べ物、肉や野菜など繊維の多いもの。カルシウムは歯の土台をつくるのに必要です。硬い食べものは、噛む力を強くします。また、繊維の多い食べ物は、噛む力をつけるとともに歯についた汚れもとってくれます。

 歯に悪い食べ物は、砂糖を大量に使った甘いものです。砂糖を大量にとると体の中で砂糖を中和するため、たくさんのカルシウムが必要となり、骨がもろくなります。甘いものを控え、バランスよい食事を摂るようにしましょう。